【リスニング編】TOEICで975点をとるまで
*2014/9/10 カテゴリを更新しました
明日は10月1日です。10月に入ると、NHKのラジオ講座や各語学教室などで新学期が始まるため、習い事を始めるには最適なシーズンです。
そうゆうわけで、こないだの7月22日のTOEICで975点をとったこともありますので、今日はTOEICおよび英語のリスニングの勉強方法について、私が普段やっていることを忘備録的に書いておきたいと思います。
前提
私は帰国子女ではありませんし、海外で教育を受けたこともありません。100%純ジャパニーズです。
ただ、大学が英語教育に力を入れているところだったので、授業を通してある程度は英語のスキルを磨くことが出来ました。
ちなみに在学中の2006年に初めて受けたTOEICは915点でした。これはかなり就職活動に有利に働いたように思います。
さて、以下が今までに受けたTOEICのスコアの歴史になります。
リスニング | リーディング | Total | |
2012/07/22 | 495 | 480 | 975 |
2008/11/30 | 495 | 445 | 945 |
2008/01/13 | 475 | 435 | 910 |
2006/??/?? | ??? | ??? | 915 |
*2006年はScore Certificateが見つからなかったので、詳細はわかりませんでした。
リスニング対策
リスニングは3年越し2回連続パーフェクトスコア(ただし両方とも2問不正解)を達成しましたので、リスニングについてはちょっとエラそうにしてていいかなあと思っています。
TOEIC用の勉強はせいぜい2週間前に公式問題集を解いて、よく知らなかった表現の復習をしたぐらいです。
- 作者: Educational Testing Service
- 出版社/メーカー: 国際ビジネスコミュニケーション協会
- 発売日: 2009/08
- メディア: 大型本
- 購入: 62人 クリック: 418回
- この商品を含むブログ (80件) を見る
今回は普段の日常的な勉強としてやっていることを書いておきますね。
1. iTunes Podcast CNN Student Newsを平日に聞く(1日10分+単語調べ5分+Script確認10分)
Fridays are AWESOME! でお馴染みのCNN Student Newsです。平日は毎日週5回、現地時間の4時にその日のニュースがリリースされます。良い所を挙げればきりがないですが、以下が私が特に魅力的だと感じるところです。
CNN Student News
edition.cnn.com/studentnews/index.html
1. 英語が聞き取りやすい
Student Newsだけあって、アンカーのCarl Azusの英語がとても聞き取りやすいです。難しい言葉は使わず、平易な英語とちょうどよいスピードのため、母国語が英語でない人には最適な教材ではないでしょうか。
2. Quizや用語の解説で知識が増える
アメリカ各地の学校から出題される4択QuizのShout Outや、政治や経済用語の解説をするCNN ExplainsやWhat's the Word、その日に起こった歴史的出来事を振り返るThis Day in History、言葉を当てるID MEなど、様々なコーナーが用意され、ニュースを読み解くのに必要な用語を教えてくれます。
3. Transcripts(原稿)が確認できる
全て聞き取れなくても大丈夫。後からTranscriptsをチェックすれば、聞き取れなかった単語や文が確認できます。
Transcripts of CNN Student News
http://transcripts.cnn.com/TRANSCRIPTS/sn.html
4. Carlがおもしろかっこいい
アンカーのCarlは英語が聞き取りやすいだけではなく、ユーモアがあっておもしろかっこいいです。番組の最後に彼の十八番であるpuns(だじゃれ・語呂合わせのこと)を言うのですが、それが聞き取れると「今日はちゃんと聞き取れたな」と清々しい一日を過ごせます。もっとも聞き取れないことのほうが多いですが・・・。
私はこれを平日は毎日聞いて、聞き取れた単語をLongmanの英英辞典で調べ、用法を調べています。最後にざっとScriptを確認していますが、最近はサボっています。
あまり根を詰めて全部やろうとしないほうが長続きするようです。
2. 地球ドラマチックを見る(ときどき)
NHK教育で放送されている、海外のドキュメンタリーが見られる番組です。
http://www.nhk.or.jp/dramatic/
フランス語の番組などもありますが、英語のドキュメンタリーがほとんどのようです。私はテレビを持っておりませんので本放送は見られませんが、時々母親が録画したものを送ってくれるのでそれを見ています。
最近ではBBCのThe Choirの最新作で、アフガニスタンに派遣された英国の海兵隊員の妻たちによるchoir(合唱団)の話がとても感動的でよかったです。
あなたがどこにいても ~アフガン派遣兵士の妻たちは歌う~
http://www.nhk.or.jp/dramatic/backnumber/276.html
私はこのシリーズのGareth Maloneという人の大ファンなので、いつか別エントリでGarethとその素晴らしい英国紳士ファッションについて書きたいと思っています。
勉強法ですが、英語で見てわからない単語のメモをとり、Longmanで用法を調べるくらいです。勉強というより、娯楽のために見ている気がします。
3. CBS 60 minutesを見る(ときどき)
これはCBSが文字通り毎週60分にわたり放送している番組で、テクノロジー・ビジネス・ショウビズ・セレブのインタビューなど、多岐に渡るジャンルのドキュメンタリーが見られます。
CBS 60 minutes
http://www.cbsnews.com/sections/60minutes/main3415.shtml
昔はこの60 minutesで取り上げられたドキュメンタリーを放送している番組がTBSであったのですが、今は終了してしまっているようです。ピーター・バラカンさんのシャツを毎週楽しみにしていたのですが・・・(今はそもそもテレビがないんだけれど)。
しかし今はスゴい時代になったもので、普通にCBSのサイトで見られます。なんて太っ腹なんだ!
どのジャンルも念入りに取材されていてスリリングですが、私は野次馬根性丸出しの人間ですので、一番好きなのはセレブのインタビューです。Transcriptsも用意されていますので、後から確認できるのも便利です。
これは去年のものですが、面白かったインタビューがあったので例として掲載します。
Eminemさん
"I found that no matter how bad I was at school, like, and no matter how low my grades might have been at sometimes, I always was good at English,"
「学校でどんなに成績が悪くても、国語(ここでは英語)の成績はよかったんだよ」
(Adnerson Cooper(インタビュアー)に"But it's interesting. I mean, for a guy who hated school, who, you know, was in the ninth grade three times you spend all your times thinking about words,"「面白いね。学校嫌いで、9年生(中学校3年生)を3回経験した男が、一日中言葉について考えているなんて」と聞かれて)
ガガ姐さん
”They wanna see me fail, they wanna see me fall on stage, they wanna see me vomiting out of a nightclub. I mean, isn't that the age that we live in? That we wanna see people who have it all lose it all? I mean, it's dramatic,"
「ファンはわたしが落ちぶれて、ステージで倒れ、クラブでゲロしているところを見たいの。わたしたちはそういう時代に生きてるのよ。 かつて栄華を極めた人が、すべてを失うところを見たくはない?それってドラマチックじゃない」
*vomitは嘔吐する、という意味なのですが、vomit out of a nightclubの適切な訳がよくわかりませんでした。クラブから追い出されるところ、のほうがいいかもしれないです。
勉強法ですが、これも同じで、聞き取れた単語や印象に残った言葉をメモに取り、Transcriptで確認し、再度見ます。
余談ですが、ピーター・バラカンさんのよく着ているスタンドカラーのシャツは、我が家では「バラカンシャツ」という固有名詞で通用します(例:父「今日はポロシャツでいいか?」母「あら、バラカンシャツにしなさいよ」)。
終わりに
いろいろ書いてきましたが、短い時間でも継続的に英語の教材を聞くことが大切です、という凡庸なまとめで締めたいと思います。やっぱりCNN Student Newsが一番手軽で良いですね。
あとは気づいた点ですが、スコアが満点でも実際は2問(3問?)ほど不正解だったので、全体の配分を見てスコアが決まるのだと思います。今回は2番めのCategoryの問題でイギリス発音が全く聞き取れなかった問題がありましたので、もう少しQueen's Englishに慣れなければ・・・と反省しました。
いろいろと書いていたら長くなってしまったので、リーディング編は今度書きます。
誤字や脱字、誤訳がありましたらぜひご指摘頂ければと思います。
Sum